1983年に発売された8bitパソコン
MSXはマイクロソフトとアスキーによって提唱されたパソコンの共通規格です。マイクロソフトやアスキー自体はMSX規格のパソコンを販売せず、20社以上のメーカーから発売されました。
MSXシリーズは、MSX(1)、MSX2、MSX2+、MSXturboRの4世代存在し、ゲーム機でいうところのセガSG-1000、ファミコンからPCエンジン、メガドライブ、スーファミ程度までに該当します。
当然ながら後継機のほうが性能が良いのですが、2022年現在からするとあまり差異が無いようにも感じられるかもしれません。そのせいというわけではありませんが、今となってはMSX1用にゲームを作った方が興味を惹かれるのか、MSX1用の同人ゲームのほうが多いような気がします。
非常に出来の良いWeb上のエミュレータが存在します。
WebMSX
また、エミュレータというとBIOS ROM等に関する著作権の話題が付き物ですが、MSXにはC-BIOSというオープンソースの互換ROMがあり、WebMSXもこれに対応しています。
WebMSX C-BIOS
もちろん、Windows上で動くエミュレータも多数存在します。特にオススメというものはありませんので、是非ググって下さい。
様々な開発環境があるようですが、私の好みはZ88DKなのでこれを紹介します。Z88DKはZ80用のC言語およびアセンブラの開発キットです。100種類を超えるマシンに対応しており、もちろんMSXシリーズも含まれます。興味がある方は、是非#010 Z88DKの導入方法をご覧ください。