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Z80用のC言語およびアセンブラの開発キット


基本的な特徴

 公式サイトは英語のみですが、Google Translateでの日本語訳では最初に、

 z88dkは、100台を超えるz80ファミリマシン用のプログラムを作成するためにすぐに使用できる唯一のCおよびアセンブラ開発キットです。

と、紹介されています。主に80年代のZ80を使用した8bitパソコン用の開発環境ですね。日本語の情報は残念ながら少ないのですが、対応機種としては当時の日本のパソコンに幅広く対応しています。変わったところでは、ゲームボーイにも対応していたりします。

インストール方法

 公式サイトにアクセス後、上部にある「Downloads」からダウンロードできます。安定版?と最新版(Nightry版)がありますので、お好きな方からご自身の環境にあったものを取得してください。サイズは100MB以下でそれほどでもないですが、展開には少々時間が掛かるかもしれません。

 展開したファイルは任意のフォルダに置きます。そしてその中にある「bin」フォルダへパスを通し、環境変数「ZCCCFG」に「lib\config」を指定すれば環境構築完了です。

 具体的な設定値はWindows11の場合、展開したファイルを例えば「c:\home\bin\z88dk」に置いたとしたら、

PATH=C:\home\bin\z88dk\bin
ZCCCFG=C:\home\bin\z88dk\lib\config

となります。バッチファイルで指定するか、システムのプロパティから「環境変数」の設定をしてしまうか、お好きな方法で構いません。

 そういうの良く分からな~い、という方は、まず「システムのプロパティ」画面を開いてください。出し方はWindows11の場合、複数ありますが一般的な方法は、

1. スタートボタンを右クリック→「設定」を選択
2. 関連リンクにある「システムの詳細設定」を選択
3. ウィンドウの下のほうにある「環境変数」を選択

これで、環境変数の設定画面が開きますので、「PATH」と「ZCCCFG」の設定を行ってください。「PATH」に関しては既に存在していると思いますので「bin」の場所を追記し、「ZCCCFG」は新規作成を行ってください。

 以上の設定を行なうと、コマンドプロンプトからZ88DKのコンパイラを起動できるようになります。設定が上手く出来ていれば、C言語のコンパイラである「zcc」を入力すると、下記のようなメッセージが表示されると思います(バージョン部分は当然異なります)。

C:\Users\umezawa>zcc
zcc - Frontend for the z88dk Cross-C Compiler - v19109-785e38744-20220106

Usage: zcc +[target] {options} {files}

Options:

 ~以下、長文~

 もし、PATHの設定が間違っていた場合、下記のようなメッセージが出ますので、PATHの設定を見直して下さい。

C:\Users\umezawa>zcc
'zcc' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

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最終更新日時:2022/04/21
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