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【PC88】NEC PC-8800シリーズとは【PC88】NEC PC-8800シリーズとは戻る 設定

1981年に発売された8bitパソコン


基本的な特徴

 NEC PC-8800シリーズは1981年から1989年まで発売されたパソコンです。最初の機種名は「PC-8801」でした。その後、新規格が出る度に当然ながら性能も向上していきましたが、特に1985年に発売されたPC-8801mk2SRで大幅な性能向上を果たしました。

 2022年現在、YouTubeやGoogle等で「PC88」と検索した場合にヒットするものは、実際にはPC-8801mk2SR以降のものであることがほとんどです。

エミュレータの紹介

 完全な形のエミュレーションを行なうには、実機からROMを吸い出す必要があります。しかし、最低限の機能のみを実装した互換ROMを作成されている方がいらっしゃいますので、それを使わせていただくと、少なくともディスクイメージの実行は出来るようになります。

project m88

 上記のサイトで公開されている「M88」がエミュレータ本体、「Pseudo BIOS」が互換BIOSです。この他にフォントデータが必要になり、それも「漢字 ROM 作成キット」で作成できるようですが、ご本人も書かれている通り「Manuke さんのツールを使う方が楽」です。

Manuke Station

 「Project X88000」で公開されている「Gen88Font」でフォントデータを生成できます。マニュアルに記載されていますが、オプションに「--m88」を付けて起動するとM88用のフォントファイルが生成されます。

gft_1_0_0>Gen88Font --m88

 これで生成された「KANJI1.ROM」「KANJI2.ROM」、および「Pseudo BIOS」の「disk.rom」「n88.rom」をM88のフォルダへコピーします。これで「M88.exe」を起動すればエミュレータが動きます。互換BIOSのためすべての機能が有効になるわけではないのですが、少なくともディスクイメージで配布されているものは動くことが多いようです。Z88DKにて生成した自作プログラムも動くようになります。

開発環境

 いくつか開発環境があるようですが、私の好みはZ88DKなのでこれを紹介します。Z88DKはZ80用のC言語およびアセンブラの開発キットです。100種類を超えるマシンに対応しており、もちろんPC-8800シリーズも含まれます。興味がある方は、是非#010 Z88DKの導入方法をご覧ください。

外部リンク

PC-8800シリーズ - Wikipedia


最終更新日時:2022/04/22
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